園長からのメッセージ(2017年度・1月号) 園長からのメッセージ(2019年度・5月号)

踊り子草を手にして

 踊り子草を手にしてバスを降りてくる、次の日も、その次の日も。いろんなことを思い浮かべました。その子のお母さんは、踊り子草を知っているのだな。初めて行く幼稚園、本当は悲しいのにけなげにバスに乗り込む我が子への気持ちの応援だぞ。あの子は大好きなお母さんからのプレゼントとして大事に手にしているのかな。きっと優しいお母さんだろうな。今日もにこにこで来た、明日もにこにこだろうな。そのバス停は畑のそばなのかな、空き地かな、春の芽生えの盛んな路地かな。踊り子草を選んで渡すお母さん、どんな方かな。
 いろんな物を手にして登園してくる子どもたちがたくさんいます。どの子も穏やかな顔をしている。春なのに鮮やかな紅葉の葉っぱ、木の枝、木の実、石ころ、花びら。庭先で育てた花の花束、先生へのプレゼント、お部屋に飾ってとのプレゼントかな。勿論可愛いマスコット、ぬいぐるみ、園のルールでは持ってきてはいけないけど、そっと持たせてこどもの気を紛らわせるお母さんのあたたかい思いも感じます。大丈夫になったら、「行って来ます」に変わります。
 踊り子草は、そこらの何処にでも生えてくる、ほぼかたまって広がる雑草です。畑の草抜きには楽に抜けるけど、その数は半端ではない。その葉の色具合は、裏は濃い紫、表は濃い緑色、けどなぜかそのものは薄い色に映る。可愛いバレリーナが踊り回るような形をした雑草です。回るように見えるので、濃いのが薄く映るのだろうか。ネーミングが素敵で大好きな雑草の1つです。群生している雑草でも、もの凄い数の可愛いバレリーナが華麗に舞う光景をいつも想像しています。なのに、引き抜いていく自分がいる、それがまたなにか不思議でならない。今日は「踊り子草」ばかりで申し訳ないです。ネーミングした方は一体誰だろう。素敵な感性、そこらの雑草にまた素敵な名前を付けてくれたのか。感動したことを思い出しました。もうひとつ、「踊り子草」の素敵な所は、花なのか何なのか素人の私には分かりませんが、本当に本当に小さな、よく見ないと分らない紫のような花があるような気がします。畑に行って確かめれば分ることでしょうけど、どんな物も自分に見えるように感じたことを自分のものにしまい込んでいます。研究者でもなく、専門家でもない立場で「おどりこそう」を語ってしまいました。  10連休がやって来ます。「令和」が始まります。万葉集から引用したとのこと、私の兄の名は「万葉」ですので、大好きになりました。子どもたちに会えないのは辛いけど、家族でのんびりした休みとなると良いですね。勿論楽しいこともあると良いですね。連休明け、お会いできるのを楽しみにしています。

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