園長からのメッセージ(2017年度・1月号) 園長からのメッセージ(2017年度・1月号)

切り干し大根に思いを込めて

 明けましておめでとうございます。この冬休みは机に座り続けた毎日でしたが、朝早くドアを開け職員室に向かう前に、幾つものザルに拡げられスティック状に切られた大根が私を迎えてくれ、陽があたるようにかき混ぜたり、ザルの位置を移動してから出勤します。仕事を終え、家路に着き迎えてくれるのもまた切られた大根でした。2週間のお付き合いでしたが、お店で売られているあの「切り干し大根」にはまだまだでした。食品として私たちの食卓を楽しませてくれるには本当に手間暇がかかっていたのですね。そうした凄さに、子育て、教育の一つひとつを思い浮かばされました。精魂込めた「切り干し大根」、皆さんが、また先生たちが日々関わり頑張ってきたかけがえのない子どもたち、比較することではないが何事にも「精魂込めた」関わりでありたいですね。
 大根が約7,8千本ぐらい育ちましたが、子どもたちと収穫して家族の食卓に、近隣の方々に、そしてバス停の周りの方々に食していただきました。その数は半端なものではありません。玉川中央幼稚園の、夢の森幼稚園の、柿の実幼稚園のバス停の周りです。たくさんの方からお電話を頂き、またお手紙が届きました。青葉区の美しが丘の方から、「大地の恵みを収穫し、皆で分かち合う素晴らしい体験は、お子様にとって貴重な宝となりますね!!感動をありがとうございます。」嬉しいクリスマスカードが届きました。「大地の恵み」「貴重な宝」、毎年のごとくお礼とお詫びを込めて、年2回、ジャガイモと大根を届けていましたが、幼児教育の子どもたちへの思いを再確認しました。大切で素晴らしい体験をしていたこと、改めて意識していきたい。そんなことから、あまり大きく育たなかった大根さんたち、大切にしたい、「そうだ、切り干し大根にしてみよう」、早速男性の先生たちに呼びかけると頑張ってくれました。1月もまだまだ頑張ってくれます。皆さんの食卓で出会うことがあれば味わってみてください。担任が食育に使ってくれれば「切り干し大根」作りのねらいが達成出来ます。あのお手紙のごとく、「大地の恵みを味わい、貴重な体験の宝」を、子どもたちは獲得することでしょう。
 この冬休み、仕事の疲れの合間に窓から園庭を眺めると、本当にたくさんの方々が遊びに来ています。家族の触れ合いの場になれば、「園庭開放」の意義があります。「開放」は、実は大変です。その大変さは語りませんが、そんな幼稚園があってもいいかな、そう決めています。窓に寄ってきて「彼です」、「恋人です」と、報告してくれる何組かの卒園児にまた今年も会えました。本当に嬉しかったです。
 毎朝の日課に、錦鯉への餌やりがありましたが、最近食べてくれません。職員に終礼で「鯉が餌を食べないんだ、心配だ」と、報告したのだが、次の日の朝、机にメモがありました。1年目の先生が「鯉、お昼頃私もご飯を食べないなと思って、調べたら、冬は食べないみたいです。10℃以下の水温は食欲がなくなるそうです。5℃以下は特に。春以降の15~30℃は、もりもり食べるみたいです!!」と、メモを机に貼って帰ったようでした。ありがとう。
 子どもたちも、先生方も、保護者の皆さんも、共に頑張りましょう。

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