園長からのメッセージ(2016年度・12月号) 園長からのメッセージ(2016年度・1月号)

喜びの声を届けよう、そこから情熱が

今年度の思いは、「あたたかさ」に加えて、「喜びの声を届けよう、ありがとうの声を届けよう、感動の声を届けよう」に高まりました。年が明けて二日間私をその思いにした言葉は、「ありがとう」でした。鹿児島から、福岡から、名古屋から、北海道から・・・「ありがとう」の声が、卒園児からたくさん届きました。卒園児との年賀状のやりとりは、基本小学生になってから、その子どもたちから来たら返事をすることにしています。一度来たらいつまででも出すことにしています。大学、就職、結婚、子どもの誕生、様々なことが報告されてきます。3,000枚ほどの中でも、子どもたちからの便りは、ますます幼児教育への情熱を掻き立ててくれます。東京・神奈川を離れた子どもたちは特に、「幼児時代の思い出、園にありがとう」ばかりです。62過ぎても「まだまだやろう」との思いにさせてくれます。
 親が子どもたちに「喜びの声、ありがとうの声」をいっぱいかけてあげると、子どもたちはどうだろう。子どもたちが親に「喜びの声、ありがとうの声」をいっぱい発したら、お母さんお父さんはどうだろう。保護者の皆さんが教職員に「喜びの声、ありがとうの声、感動の声」をいっぱい届けたら、教職員はどうだろう。教職員が保護者の方に「喜びの声、ありがとうの声、感動の声」を伝えたら、皆さんはどうだろう。夫が妻に、妻が夫に、皆さんがご両親に「喜びの声、ありがとうの声」を伝えたらどうだろう。喜びの声を聞けば聞く程、誰もが仕事に家事に、そして生きていくということに、情熱とやりがいを与えてくれるものはありません。
 身内になればなるほど、わかっているとはいえ、その声が必要かもしれません。私は幼い頃から、何かを買うと必ずその店員に「ありがとうございます」と、言ってしまう自分に気づきました。この文を書いている今、まず思い出した「ありがとう」の言葉があります。大学新卒、その歓迎会でのお酒の席で、今は亡き先輩の女性の先生に、「ネクタイ、初めてなんです」、すると「そのネクタイ、似合うよ」と言われた時、「ありがとうございます」、本当に本当に嬉しかった。正直、ネクタイを初めて着けて人前に出た時でしたから、嬉しかった。哲学と神学しか学ばなかったことを思うと、きっと非常識で着こなしもそのセンス、ゼロに近かった。就職活動も経験なく、大学の恩師の一言で高校の校長先生と会い、そのまま歓迎会に参加したことを覚えています。ごく普通のやり取りかもしれません。それからずっと教師生活です。私は世界史、丸山先生は地理の先生だったな、先生、本当にありがとう。
 今年度、いっぱいの「ありがとう」を伝えましょう。いっぱいの「うれしい」を伝えましょう。いっぱいの「感動した」を伝えましょう。子どもたちもやる気を起こします。先生たちもやりがいを持ちます。私たちも元気が出ます。