園長からのメッセージ(2009年度・2月号) 園長からのメッセージ(2015年度・9月号)

最高のおもてなし、がんばれたよ

 今年の夏は本当に暑かった。この夏はまたまた壁画制作に汗を流しました。過去の壁画制作のほとんどの材料、資材は建設業界や保護者の方々からの無償の提供です。35年間の私の体力と時間をかけて制作したものばかりです。費用はほぼ0に等しい。資材の提供は本当に有り難い。毎日2キロから3キロの体重減、けど本当に食べるもの食べるものが何でも美味しく、ほぼ現状維持でした。玉川中央の壁画は完成、そして夢の森の壁画大修復も終え、ほっとしています。まだやるの・・・、心配とあきれる声が聞こえて来ますが、次は常安寺横の駐車場と柿の実第二駐車場の道路沿いの壁が目標です。月読神社の参道沿いの大修復も。健康で充実した夏休みでした。
 何度も熱中症かな、そんな時梅干しを口にしました。土曜日、この日は足場を組んで夢の森の高い壁にへばりついていました。くたくた、体が思うように動かない、足場の下から「どうぞ、食べてください」、下から土曜日の預り保育に来ていた一人だけの日、その女の子「ほのか」ちゃんが声を掛けてくれました。小さなお皿にミニトマトが5個ありました。「一個一個きれいに洗いました。」本当に美味しかったです。生き返りました。元気が出ました。最高に幸せ、最高に嬉しかった。園に来るなり、担当の先生と野菜の収穫に畑に降りていく姿は見ていました。籠の中にたくさんのトマト、きゅうり、なす、ピーマンが採れていました。まさかその一部が私に、よく冷えていて最高でした。元気を頂き、昼食抜きで作業を続けていると、またまた下から「どうぞ食べてください、なすとピーマンを園長先生が食べやすい大きさに切って炒めました」と。下に降りていき食べると本当に美味しい、ほのかちゃん、ありがとう。この一番の嬉しいことでした。
 お盆後毎日の天気予報が気になるようになりました。隣にいた甥っ子に「明日はどう?」、するとスマートフォンを出して「話しかけて」、えっ、話しかけるの?私にはびっくりすることばかりです。携帯を使ってはいるものの全くの電話と同じ、スマートフォンという表現自体が「スマホ」らしい。明日の天気がピンポイントで出てきます、思わず「ありがとう、助かります」、つい言ってしまいました。すると「当たり前のことをしただけです」、びっくりです。有り難いです。
 朝早く、夜遅くテレビを見ることがありますが、さかんにオリンピックの話題、新国立競技場の総工費のこと、デザイン、そしてエンブレム・・・、テレビや新聞の報道の度にあのオリンピック誘致が決まった時の「お・も・て・な・し」がいつも頭をよぎります。スマホや機械やハイテクの有り難さも必要、建物や宿泊施設、道路等も必要、けど日本の持ち味の「お・も・て・な・し」は上記のほのかちゃんのやさしいおもてなしです。スマホより人、人情味溢れるおもてなしに期待しています。スマホの感動よりほのかちゃんへの感動が、よりはるかに大きいものでした。
 長い夏休みも終わり、いろんな行事盛りだくさんの2学期がはじまります。よろしくお願いいたします。いっぱい楽しんで思い出溢れる幼稚園生活であってほしいです。
 家庭には、そして私たちには「お祝い」が必要です。誕生日、結婚記念日、入園、卒園、資格取得、進級、出会い、孫の誕生、運動会、発表会・・・、たくさんの祝いは、愛情や感謝に満ちたまなざしを向けたり向けられたり、祝いのある生活が真の人間らしくなる大切なものかもしれません。

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