園長からのメッセージ(2014年度・7月号) 園長からのメッセージ(2014年度・11月号)

幸せな空間を満喫

 幸せなひと時はそれぞれ誰にもあるものです。一人だけで楽しむ時間、空間もまた誰にでも必要です。先日私が満喫したものは、ここしばらくぶりに味わった最高の幸せでした。
 「夢の森自然探検村」に足を踏み入れた途端、檜林の階段を目をキラキラに輝かせた「柿の実幼稚園」の子どもたちが降りてきました。元気な挨拶、片手には自分たちで育てたお米、稲刈りしたもち米の束を手にしています。水いっぱいの田んぼで泥んこになったね。籾殻から苗を育てその米の苗を植え、水辺の生き物との出会いに歓声を上げ、黄色く染まった稲穂のじゅうたんに見とれ、のこぎり鎌でざくざくと刈った体験、満足な顔、顔でした。山道を二回も上り下りしているというより、楽しいハイキングのようでした。脱穀して精米、友だちみんなと収穫したお米の共食、そしてそれらを使ってのお相撲さんとのお餅つき、またまた楽しみですね。
 森の階段を上りきり尾根の広場に到着すると、子どもたちの大歓声が聞こえてきました。そこにはこの9月より新しく仲間入りした「玉川中央幼稚園」の子どもたちが溢れんばかりの笑顔ではしゃいでいます。「あっ、園長先生だ!」手を振ってます。その瞬間嬉しくて涙が・・・。受け入れてもらっている、何とも言えない、この気持ちは・・・。初めての体験、幸せでした。「ロングロングな滑り台」「吊り橋」「ツリーハウス」「大きな樹にぶら下がっているブランコ」、そして長い崖をロープで必死によじのぼっている、どの子もどの子も満面の笑顔でした。「もみじ山」から手を振ってみんなから次々に出てくる言葉が「今日はありがとう!」でした。水を得た魚のように本当に生き生きしていました。また何度も遊びに来ようね。お母さんお父さんも連れて森の中に浸っちゃおうね。
 森の広場にたどり着きました。するとみんなが立ち上がって手を振ったり走り寄ってきたり抱きついてきたのは、「柿栗広場」でお弁当を広げている「夢の森幼稚園」の子どもたちでした。人懐っこく可愛い目をしています。この森に浸りきっていました。森のステージでの野外誕生会の企画を聞いていただけに、その光景が浮かんできました。(10月28日、その誕生会の始まりにお話しする時間を頂きました。全員がじっと私を見つめて聞き入っている、森の中という設定での誕生会、素晴らしい初めての体験でした)。森の広場に二つの幼稚園のお友達を迎えての遊びの展開、優しさに溢れたその様子は輝いていました。本当にありがとう。
 広場からもう一つの広場を見上げると、お父さんたちの「狸の会」のみんなで作ってくれた「狸の砦」の周りで勇敢な姿を見せてくれた柿の実の子どもたちの「山遊び」、ロープ渡りはたくましさを見させてもらいました。そこからの眺め、またまた山の反対側で田んぼでの稲刈りする光景です。
三つの幼稚園の子どもたちがあちこちで遊ぶ、お弁当を広げる、混雑するというより、大歓声が響き渡っているのに、なぜか「のんびり感」いっぱいでした。三つの幼稚園が違和感なく仲良く一緒に楽しむその情景は、「最高に幸せな空間であり最高の時間」でした。 とんでもない、そう思われる方がいたらお許しください。子どもはみんな世界の子、みんな仲良しです。

 

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