園長からのメッセージ(2014年度・7月号) 園長からのメッセージ(2014年度・7月号)

世界の果てが見えた!

 幼い時に海のはるかかなたの地平線を眺めたり、そこから昇る太陽に感動し、沈む夕日の美しさを今でも思い出します。家の前に広がる海を眺め、時には大荒れの海の恐怖を覚えたり、その海の幸をいつも食しました。魚・さざえやあわびの貝類・海草は自給自足の生活、いまでも海のものが目に入るとついついお店に入ってしまいます。地平線・・・、その先はどうなっているのか・・・、船に乗った時にじっとその瞬間を恐る恐る待ったことを思い出しました。
 柿の実の杉組の子どもたちが山遊びに行きました。夢の森自然探検村、そこは子どもたちにとって遊びの天国かもしれない。年長になりやっと憧れの「きのこのツリーハウス」に登った一人の子が、先生にどうだったと聞かれると、「世界の果てが見えた!」と嬉しそうに話してくれたとのこと。自然探検村での子どもたちの目の輝きはより一層増してきます。先日そのツリーハウスをアメリカのテレビ局が放送するために取材に来ましたが、その素晴らしさについに上空からも撮影したいと別の日にもやって来ました。日本では勿論、世界でも有名なツリーハウスクリエイターの小林さんの作品です。建てられた場所、その造りまた高さをとっても最高のものです。私には脳梗塞で倒れて仕事に復帰できた時の記念との思いでお願いしただけに、その子どもから発せられた「世界の果てが見えた!」の言葉は、またまた最高のプレゼントでした。自然と戯れる、自然の中でおもいっきり遊ぶ、自然に学ぶ、自然に癒される自然探検村、これからも柿の実学園の宝にしていきたい。その宝は活用していくことで、ますますその存在意義が高まっていきます。
 先日、子どもの国の園長の三国さんが来園し、これからの子どもの国について長く語り合いました。その魅力を引き出すために柿の実幼稚園を見学しましたが、是非夢の森にも来てください、と勧めました。自然と子どもたちが触れ合う最高の場、そんな子どもの国であってほしいと伝えました。「こどもの国」と検索したら、幼稚園の名が出たとのことでした。その日、玉川の学生さんが一年を通してボランティアで保育の中に入って関わりたいと、電話がありましたが、「自然」と検索したら「柿の実」が出て来たとのこと。学園のホームページを作成しているA先生が愛媛県から「自然」を検索して園に就職試験にやって来たことも思い出しました。10年余り前の面接の際、私には「自然探検村」の構想が生まれ、必死に作り上げてきた夢の森、倒れてもその夢を追い続けて来た夢の森、もっともっと子どもたちに親しんでほしい、今はそれが夢です。たくさんの人たちの協力、いっぱい汗を流してくれたなあ。毎週土曜日になると、先生や保護者の方々が山に入って枯れ木を倒し生い茂った竹林を倒し・・・、その人数は毎回50人を超えていました。一人で始めた作業が大勢の手の助けがあって、気が遠くなるような計画が僅か三年余りで自然探検村が開村できました。大きなヘビ、たくさんの狸にも遭遇しました。自然と戯れて汗だくになり、泥んこになり、木陰で休み、お弁当を広げ会話が弾み、爽やかな風を感じて癒しのひとときを過ごし、時には子どもたちの歓声がこだましてほしいなあ。