園長からのメッセージ(2009年度・2月号) 園長からのメッセージ(2013年度・冬休み号)

枕元には夢が

 目が覚めると、枕元に一通の手紙が置かれていました。一見して子どもたちからのものとはすぐわかりました。画用紙に子どもたちからのメッセージ、「きょう、おにぎりパーティーがあります。たのしみにしていてね」。夢の森の子どもたちからでした。読んでいると、隣の妻が携帯のフラッシュでカシャ。子どもたちに報告するとのことでした。夏休み前のお泊り会の時、大好きなお母さんやお父さんから離れての一泊、夜寝静まった後に先生たちが一人ひとりの枕元に、お母さんからの子どもへのお手紙をそっと忍ばせて置いたのです。朝起きて子どもたちはびっくり、勿論大喜びでした。その喜びを園長先生にもと、敦子先生に頼んだようです。なんだかほんわか、嬉しくなりました。「枕元には夢が」、12月24日にはご家庭のあちこちで子どもたちの夢が「枕元」に実現するかと思われます。子どもたちの輝く笑顔が、私たちの夢です。そう思う皆さんはもう素晴らしいサンタに違いない。そのサンタの思いを、子どもたちばかりでなく、妻に、夫に、お世話になった方に、ご近所に届けましょう。さりげない一言でも素晴らしい笑顔が生まれます。
 さてさて、今月も子どもたちのあったかいお話をお伝えしたいと思います。またまた「陶芸日誌」から。こぐま組のお子さんがお母さんに、自分で作り上げたお皿を「特別なお皿だから大切に洗ってね」。いつまでも大切な宝物ですね。椿組の女の子が「これ、弟にプレゼントするの」。もう温かい優しさが伝わってきます。
 最近早朝保育の参加者がたくさんいます。朝7時半には一人、またひとりとやって来ます。職員室の奥の部屋で仕事をしていると、自分から挨拶に来る子どもたちがたくさんいます。時折玄関にお迎えに行くと、びっくりする光景が待っています。いつも10足20足の靴が、外向きにきれいに並んでいます。先生の指導なのか保護者のしつけなのか子どもたちは丁寧にそろえています。通りすがりに見ても爽やかな気持ちにさせてくれます。
 紅葉の美に浸った秋も終わりもう寒い冬の到来、あの素敵な紅葉もいつかは散る時が来ました。先生たちは毎朝早くから落ち葉の清掃に励む日々でした。特に男性の先生方は6時半ごろにはやって来る方もいます。池の清掃、ゴミだし、玄関の清掃、そして車をあっためてお迎えに出発していきます。今朝も机に座ってこの巻頭言を入力していると、次から次に男性の心強い挨拶から一日が始まります。7時には女性の先生方が一人、またひとり。部屋の準備、ピアノの前に座ったり保育の準備に向かいます。かわいらしい挨拶に今日一日の元気を頂きます。
 勿論門での挨拶は最高です。誰にも渡したくない場です。先日、門の外の落ち葉を掃いていると、何枚か残っているのを見た年長の男の子が手で拾って集めた落ち葉の山にそっと置いていました。さりげないそのお手伝いが輝いて見えました。
 最後に、とかく私たちは自己主張が多く、周りのこと相手のことを受け入れたり聞いたりすることが苦手になっているようです。相手に求めすぎてはいませんか、まず自分がそれにこたえようとしていますか。新年こそ、受け入れること聞くこと許すことを優先にしたいな。