園長からのメッセージ(2009年度・2月号) 園長からのメッセージ(2013年度・9月号)

いつまでも元気でね、いいことあるよ!

道を歩く、車を運転する、船に乗る、飛行機に乗る、コンビニに入る、・・・いつもなぜか子どもたちの顔の表情に目が行き、ついつい「いつまでも元気でね、いいことあるよ」とつぶやいてしまう。泣いていても笑っていてもにこにこしていても眠っていても、ついついこちらの顔もほころんでしまう。この夏、久しぶりにちょっと出かけることがありましたが、いつも目線が子どもに向いてしまう自分に気づきました。考えることもどんな保育が・・・、ひらめくこともどんな環境が・・・、すべての思考が完全に「子ども」に染まっている。幼児教育漬けになったなら、ますますそれに徹して一生を終えられるなら本望と思うことにしました。夏休みは、最後のもうひと踏ん張りの20年をこれまで以上により良く生き抜くことにしよう。
 「はじめの一歩保育園」の工事が始まりました。古タイヤをあちこちに貰って回り、余ったレンガを集め、庭石を積み上げては必死で造った「みのり館」の遊び場も、先祖が育て上げた大きな「禅寺丸柿」の樹も、倒産した会社の鶏のエサ入れのケースを大量にいただいて、土止めにした赤いものも、見事に片付けられました。最初に三歳児教育の拠点に、と思って手作りの広場と建物でした。昭和59年度に「たけのこ教室」の開始、翌年三歳児保育をスタートしました。それからたくさんの園児が遊んで大きくなりました。じっと見つめても見つめ足りません。そんな思い出いっぱいの場所での保育園ですので、ますます気合を入れて幼稚園とはまた違った素晴らしい幼児教育を展開していきたいと思います。庭には、吊り橋、タイヤタワー、バナナボートを手作りしたり、本物のボートも置いてみたなあ、子どもたちは最高の輝きをしていた・・・。
 この夏、約40年ぶりに兄弟11人が集まりました。母親の88歳を機に、一緒にその家族の食事会、兄弟にとって偉大でやさしかった母がいたから、集まったに違いない。じっと横たわったり寝ていたようだが、きっと泣いていたんだろう。上の兄にも会えて最高の夏休みでした。兄は、骨髄腫に病み、兄弟も多いのに誰一人ドナーの提供が出来ず悔しい思いをしていただけに、会えるとは思っていませんでした。日本全国には提供できる有り難い方がいらっしゃり命は助かり、やっと動けるようになったとのこと。二つ違いの兄ですけど、一回りは上に思えて「いつまでも元気でね、いいことあるよ」と肩に手をかけたくなりました。余りに大勢でしたので母とはゆっくり話せませんでした。一番の甘えん坊だった私には、辛かったが、末の妹がずっと手や足をさすっていたのが思い出されます。母に「いつまでも元気でね、いいことあるよ」、手を合わせて祈りました。
 いよいよ、楽しい思い出いっぱいになる行事が次から次にある二学期です。子どもたちの溢れる笑顔が見られることが一番の楽しみです。